増田徳太郎の投資哲学

第4章 勝率アップの秘訣[実戦応用編]

1. ソフトバンクによる「売買サイン」の検証

増田足の概要について、ある程度理解していただけたでしょうか。増田足の基本から始まり、「影足」「6色帯」「売買サイン」「天底アナライザー」「先読みチャート」「6色分布」と説明してきました。

少々混乱している方がおられるかもしれませんので、この章ではこれまで解説したことを復習する意味で、個別銘柄を使って機能ごとに検証してみたいと思います。最初は「売買サイン」の検証です。

検証銘柄には、日経平均採用銘柄で個人投資家にも人気の高いソフトバンク(9983)を取り上げました。右のチャートをご覧下さい。

チャートは、08年10月末の600円台から12月に1600円台まで1000円幅で急騰した時のものです。10月30日に「買いサイン」が点灯しています。ところが、翌日から3営業日連続のストップ高となり、12月24日の高値1672円まで値上がりしました。

そして翌日、12月25日に「売りサイン」が点灯しました(翌営業日の始値は1555円)。「買いサイン」点灯後にストップ高が続きましたが、11月5日の寄り値は1149円でしたから、この間の値上がり率は35%となります。

2.ソフトバンクによる「影足」の検証

次は、前項で「売買サイン」が点灯した時の状況を「影足」を使って検証してみましょう。まず、「買いサイン」が点灯した周辺のところ(右図の①)です。ここまでは下げが加速してブルーの3日足が続きましたが、「買いサイン」が点灯したところでピンクに陽転しています。

さらに、3日影足をつけると、2本前までの3日影足をしっかり切り返していることが分かります。25日足、75日足とも下げトレンドが続いているので、この時点ではその後の中期的な上昇までは予想できませんでしたが、短期的には押し目買いを入れる絶好機という判断を下したわけです。

その後、上昇波動を強めて続伸歩調をたどりますが、高値圏にある②の周辺では、高値警戒感が徐々に強くなります。②のところで点灯した「利食い売りサイン」は、高値圏で出た最初のブルーの足とマッチしています。

影足は、1本前の足を下に突き抜ける「反転」の形となりました。ここから本格的な下降トレンドが始まるかどうか定かではありませんでしたが、利食いポイントとしては妥当なところでした。

3.ソフトバンクによる「6色帯」の検証

今度は、「6色帯」を検証してみましょう。 「買いサイン」が点灯したところは、「6色帯」で見ると灰色のEパターンです(右図①)。75日足、25日足、3日足と上から並ぶトレンドのピークであったことが分かります。

日足の6色帯(下の段)は、11月の急上昇過程に入って白色のFパターンに変化しましたが、週足の6色帯(上の段)は、白色への変化がかなり遅れています。

その後、12月初旬まで三角もち合いとなった後、再び上昇波動に入って1600円台まで上昇します。この間3日足が25日足と75日足を上抜いて、6色帯は白色から黄色、緑色へと上昇トレンドが継続していきますが、ちょうど黄色い線の150日線にかかったあたりが上値抵抗となって、約2カ月間にわたる上昇第1ラウンドは終了となりました。

ただし、気をつけていただきたいのは、12月25日に点灯した「売りサイン」(④)は、あくまでも利食いのメドであって、ここから下降トレンドに入るかどうかは、さらにこの先の展開を待たなければなりません。

ただし、あくまでもこのケースはカラ売りのタイミングではないことに注意してください。

4.ソフトバンクによる「天底アナライザー」の検証

次は、「天底アナライザー」を検証してみましょう。まず、「買いサイン」が点灯した日のコメントは、次のようなものでした(右図の①)。

「2008/10/30 本日ストップ高の850円をつけて引けました。先読み罫線では、明日ピンクの増田足となります。また、5日平均線をゴールデンクロスしました。まだ不確定ですが上昇転換の可能性。」

その読みどおりにピンクの足となり、ストップ高が続きました。「5日平均線」とあるのは、ローソク足チャートの5日移動平均線のことで、日足がこれを上抜いたということです。「売りサイン」が点灯した12月25日のコメントを見てみましょう(②)。

「高値圏ですので、買い方はいったん利食いです。影足がはらんでいます。はらみ調整。昨日の先読み罫線の読みはピンクでしたが、反対となりましたので増田足はブルーが続くと思われます。また、5日平均線をデッドクロスしました。まだ不確定ですが下降転換の可能性がありますので注意が必要です。」と出ました。

このケースでは、3日足がブルーとなったことが、売り転換の決め手となりました。

5.ソフトバンクによる「先読みチャート」の検証

12月25日に「売りサイン」が点灯した後、ソフトバンクは09年1月には1200円台半ばまで調整します。その後の動きを、「先読みチャート」はどうとらえたでしょうか。

右図①の「先読みチャート」は、下げが一服してきた1月28日時点のものです。これによると、小反発が続くものの、まだ勢いが足らず、3日足も4本目からはブルーに変わって下げるというものでした。現実の相場もそのとおり、3本ピンクの足が続いた後に、ブルーの足が2本というぴったりの展開となりました(②)。

すでに、このときには25日足はブルーの下げ基調に入っており、下降トレンドの色彩が強まっています。ローソク足チャートの1月安値、1251円を割り込むと下げが加速する可能性もあるという状況です。

このチャートの後では25日足を上抜け、局面が変わるかに見えました。しかし、ゴールデンクロスしたものの上に伸びきれず、結局は75日線をも割り込んで、1100円台まで一段安となりました。

6.「ミニ先物」をデイトレする(分足活用編)

個別銘柄の機能別検証のあとは、日経225ミニ先物(以下、「ミニ先物」と略す)を取り上げてみましょう。「ミニ先物」は個人投資家にも人気が高く、私たちのもとにも問い合わせが増えています。

人気の要因は、なんといっても証拠金(元金)が日経225先物(ラージ)の10分の1で取引できる手軽さにあると思われます。ただ、手軽だからといって安易な取引をすると、高いレバレッジ効果が逆にきいて痛い目にあうリスクもあります。

下げ局面でも利益を上げられるといったメリットもありますが、個別株を売買するときよりも慎重に取引する必要があります。「ミニ先物」は、保有株のヘッジに活用することもできますが、デイトレ(その日のうちに売買を終了させる取引)をする人にとくに好まれているようです。

増田足は、瞬時の判断が要求される「ミニ先物」のデイトレにも、心強い武器になるはずです。増田足の分足は、1分、3分、5分、10分、15分、30分と6種類の分足があるので、自分のスタイルやその時々の状況によって、柔軟に使い分けることができます。

7.「ミニ先物」をデイトレする(影足活用編)

取引時間が短いデイトレにも、大きな相場の変化というものがあります。1日のうちに何度か起こる流れの変化、トレンドの転換を的確にとらえて、それに逆らわずに取引することがデイトレを成功させる秘訣です。

それには、増田足の3本足と25本足に影足をつけることで、相場の流れが非常に見やすくなります。

右図は、「ミニ先物」の5分足チャートです。これの3本足、25本足に影足を入れてみました。パッと見ただけで、前場と後場で相場の様相が一変しているのが分かりませんか。この日(09年4月6日)は、前日、米国株が上昇したことを受けて、寄り付きから大きく上昇する展開で始まりました。

25本影足のピンクが非常に目立つチャートで、しばらくは上昇の勢いが続いたものの、10時30分あたりから変化が見られます。ここから、3本足がピンクからブルーに変化します。

そして、後場寄りからしばらくしてブルーの3本足が現れ(赤い枠の部分)、25本影足が1本前の影足を下抜く「反転」の状態になっています。朝方、買いから入った人は利食いを入れるポイントです。

8.「ミニ先物」をデイトレする(6色帯活用編)

分足チャートでも、6色帯を使うことができます。増田足とともに6色帯を見ていれば、トレンドの状況を把握することができます。右ページのチャートは、前場の終盤で6色帯が緑(Bパターン)になっています(①)。これは、この日の寄り付きから上昇トレンドが続いたことを表しています。やがて、相場はピーク打ちとなり、そこから先は徐々に下方トレンドに転換していく展開となります。

後場に入ると、6色帯は赤のCパターンに変化します。これは、3本足が25本足を下抜けたことを示します。

このまま大引け40分くらい前までこの状態が続きます(②)。上昇トレンドが強い場合は、再び3日足が25日足を上抜き、緑(Bパターン)に戻ることもあるのですが、この場合は25本足が上値抵抗となって、上昇の勢いは時間とともに弱まっていきました。

そして、終盤に入ると青のDパターンになりました(③)。ちょうどこのとき、3日足が一段安となっているのが見えるでしょうか。引けにかけてトレンドが加速することはよくあります。この日、赤と青に変わった時点で売りを選択していれば、大成功でした。

9.「ミニ先物」をデイトレする(天底アナライザー活用編)

瞬時の判断が要求されるデイトレでも、「天底アナライザー」のアドバイスは役に立ちます。とくに、売買に迷った時はなおさらです。

まず、右図①の長いピンクの影足を見てください。3本足を見ているだけでは、強い勢いがあると感じるかもしれませんが、影足では「はらみ」となっていました。「天底アナライザー」は、「増田影足がはらみましたので上値が重くなりました。」と、警戒シグナルを発しています。実はローソク足では最初の高値となっており、ここから30分ほどは調整局面だったのです。

②の局面では、「高値圏で注意が必要。増田足反転」との分析でした。この日の最高値圏に入ったのですが、3本足はここでブルーに転換して、影足が「反転」を示しています。売りを準備する段階に入ったことを知らせていました。

その後の調整局面で出たのが③の局面です。ブルーの足が続いていますが、「天底アナライザー」は、「増田足がはらみました。下げ止まりの可能性」と告げています。そのとおりに、底打ち反転から小幅ながら、この日最後の戻り局面を迎えることになりました。

10.「ミニ先物」をデイトレする(先読みチャート活用編)

分足チャートで「先読みチャート」を活用する場合は、長さの異なる分足を交互に見ることをお勧めします。たとえば、5分足と3分足を併用するやり方です。

右ページの2つの画面は、同じ時点での5分足チャート(上)と3分足チャート(下)です。形はよく似ていますが、重要なポイントで違って点があります。

まず、上の5分足チャートでは、増田足の3本足が25本足の上に位置しており、まだ若干かい離がある状況です。

画面の右側中段の「先読みチャート」でも、ブルーの足が続いたあとピンクの足に変わり、3本足は25日足を割り込まずに反発する展開を予想しています。

一方、下の3分足チャートでは、このポイントが異なっています。3本足は、すでに25日足と接触しています。ここで右側の「先読みチャート」を見ると、しばらく3本足と25本足が絡んだあと、3本足は下抜けてデッドクロスとなっています。

各種の分足を頻繁に見比べて、いち早くトレンド転換を察知するようにしましょう。

11.「簡易検索」で取引に最適な銘柄を選ぶ

増田足ソフトには、さまざまな機能が盛り込まれています。そのひとつが、「簡易検索」です。

4000近くある対象銘柄のなかから、たった1つの銘柄を選び出すのはひと苦労です。気分や勘で銘柄選択をしていると、自分が知っている企業や好みの銘柄だけを繰り返し選んでしまうという悪循環に陥る危険性があります。本当にいい銘柄は、今まで気にも留めなかったもののなかから出てくることがよくあります。

銘柄をある条件で選び出す検索ツールは優良・無料のものを含めてたくさんありますが、増田足ソフトの簡易検索がこれらと異なるのは、増田足に沿った検索ができるという点です。

市場や出来高のレベルで選べるのは当然ですが、6色帯のある段階に位置している銘柄を選び出すことも可能です。このほか、相場戦略による選択も「上放れ」「押し目買い」「出来高急増」「自律反発狙い」(買い銘柄)、「下放れ」「戻り売り」「出来高急増」の7種類から選ぶことができます。

12.市場心理から相場を先取りする「増田レシオ」

日経平均株価やTOPIXなどの指数、さらにそこから派生した先物、ミニ先物、ETFなどの相場分析には、先に紹介した「6色分布」が役立ちます。これに加えて、指数構成銘柄の波動を分析、指数化した独自の相場先取り指標を開発しました。それが、「増田レシオ」と呼ぶものです。

まず、6色帯の分析をもとに、日経平均採用銘柄やTOPIXを構成する銘柄の動きから、上昇波動の銘柄数、下降波動の銘柄数を検出します。これに基づいて、指数の市場センチメント(市場心理)を表現した指標が、「増田レシオ」です。

ストキャスティクスやRSIといった従来型のオシレーター系指標は、株価の動きや出来高によって指数化したものですが、「増田レシオ」は増田足や6色帯の特性をフルに使って、個別銘柄の波動を分析し、指数化したものです。

「増田レシオ」は指数や先物の分析に役立つだけでなく、個別銘柄の分析にも役立ちます。ご存知のとおり、個別銘柄の多くは指数に連動するからです。ただし、市場の動向と逆行している銘柄には当てはまりませんので、そのあたりは注意してください。

13.「増田レシオ」で目先の天井と底をつかむ

それでは、「増田レシオ」の基本的な見方を説明します。「増田レシオ」は相場のトレンドをいち早く察知する先行指標で、マイナス100%からプラス100%の間を動くようになっています。

基準線となる0%から上は上昇センチメントが強く、それよりも下は下降のセンチメントが強いことを表しています。つまり、「増田レシオ」のラインの上昇は物色人気の拡大を、下降は物色人気の下降を意味します。

そして、上昇から下降に転じたポイントが目先の天井を下降から上昇に転じたところが目先の底と見ます。

また、プラス75%以上は高値の危険領域で反落の可能性が高いことを示し、マイナス75%前後は安値圏から上昇に転じる可能性が高いと判断します。

右図の日経平均株価のチャートを見てください。①の局面では、「増田レシオ」は75%超の高値危険領域で、その後まもなく反落したことが分かります。また、②と③の局面を比べると、増田足は③のほうが高くなっていますが、「増田レシオ」によるセンチメントは下がっており、その後の大幅な下げを示唆していました。

14.リーマン・ショック後の急落場面を予見

次は、TOPIXにおける「増田レシオ」を見てみましょう。右図は、06年の10月から08年10月まで約2年間に及ぶTOPIXの週足チャートです。急落場面は、「リーマン・ショック」後のものです。

まず注目していただきたいのは、①と②です。07年の3月に、TOPIXは1800ポイントの大台に乗せました(①の局面)。その後調整したあと、7月に再び1800ポイントに迫っています(②の局面)。高値奪回間近だったのですが、実は「増田レシオ」を見ると、相場のセンチメントが大きく違っていたことが分かります。

①の局面では、基準値0%を大きく超えて40%近くに達し、強気のセンチントが明白でしたが、TOPIXのレベルが同じ②の局面で「増田レシオ」は0%を超えることができていません。同じ指数の水準でも、その中身を比べると②の局面は弱く、その後の急落を示唆する内容でした。

③と④は下げ局面を比べたものですが、下げ一服から反発に転じた④の局面の「増田レシオ」が上昇方向にあるのに対し、④の局面では下降して下落基調が続いていることを示しています。

15.ランキング銘柄を増田足で分析する

市場全体の物色の方向性や相場のリード役を知るのに便利なのが、「銘柄ランキング」です。「今の相場で全体を先導しているのは、どのような業種、どのような銘柄だろう」とか、逆に、「全体が下げているなかで、逆行高している銘柄はあるか」などについては、新聞の相場表を眺めているだけでは、なかなか把握できません。

すべての銘柄を上昇率や出来高などでランク付けすることによって、その時々の物色の性格やリードする銘柄を探し当てることができます。

増田足ソフトは、多彩なランキングを備えています。ひとまず、その日の出来高上位銘柄を眺めるだけでも、相場感覚は相当クリアになるでしょう。

ほかにも、値上がり率や値下がり率、売買代金や出来高の増加率、信用倍率、PER、PBRごとのランキングが分かります。いくつもの「銘柄ランキング」をチェックすれば、多面的な角度から市場動向を把握でき、お目当ての銘柄を見つけ出すことにつながります。

重要なことは、ランキング上位の銘柄を探したあと、増田足ソフトを活用して、きちんと分析することです。

16.「銘柄管理」機能で資金管理を徹底させる

増田足ソフトの様々な機能を使えば、相場の正確な流れをいち早くつかんで、最適な売買タイミングを捉えることが可能となります。しかし、例えば相場の流れを読むのが上手な人でも、実際にはあまり儲かっていないという声も耳にします。

そのような人たちに共通しているのは、肝心の売り時を逃してしまうため、実現益を上げられないのです。Part1でも申し上げたとおり、投資家にとって決して忘れてはいけないのが、「資金管理」です。しかし、相場の緊張感やストレスにさらされているとき、同時にフトコロ勘定まできちんと考えるのはなかなかできないことです。

増田足ソフトの「銘柄管理」機能は、この難しい資金管理を確実にできるように設計されています。

具体的には、購入価格と株数を入れるだけで、その銘柄の収支をいつでもあなたに知らせてくれます(右上の図)。また、何%で利食い、何%で損切るかの水準も、自分であらかじめ設定することができます(下の図)。

何度も繰り返しますが、最も大事なことは、何があっても利食いと損切りの水準を守ることがあります。

17.最初に設定した目標値で必ず手仕舞いする

それでは、実際に銘柄管理をやってみましょう。あなたがスズキ(7269)を「買いサイン」が点灯した翌営業日、09年2月5日の寄り付きに買ったとします。買い値は1400円で、株数は100株です。チャート上の白い十字線の、縦の線が買った日付、横の線が買い値です。これは登録している限り、ずっとあなたのチャートに表示され続けます。

翌日、「天底アナライザー」を開いてみると、そこにはいつものコメントに加えて、「09/02/05買い(1400円)。1.4%の利益。持続。」と表示されています(①)。現在の損益水準と、今後の投資方針を教えてくれるのです。

3月19日の「天底アナライザー」をご覧ください。コメントの背景が、クリーム色に変わっています(②)。これは、目標達成を知らせるシグナルです。コメントは、「20%の利益。利食い。」と出ています。最初に設定した20%という利益目標に到達したことを知らせているのです。

そのときのスズキの相場を見ると、もっと上がりそうです。しかし、自身の利益目標を守るためには、ここでかならず利食わなければいけません。

18.「マルチチャート」で複数銘柄を表示する

増田足ソフトの「マルチチャート」機能は、複数の銘柄の増田足やローソク足を、1つの画面で一覧できる便利な機能です。

表示する銘柄の組み合わせも、自由自在です。自分で登録した銘柄やランキング銘柄、検索銘柄などを、さながらディーリングルームの複数のモニターのように、パソコンの画面上で表示することが可能です。

所有銘柄がたくさんあって、複数の銘柄を同時にチェックしなければならないような人にとっては、非常に重宝する機能です。とくに、デイトレをする人には不可欠でしょう。

ただ、こうした機能があるからといって、初心者の方はくれぐれも無理して、多くの銘柄を同時に追おうと考えないでください。相場になれていない人が、いきなり複数銘柄を取引するには無理があります。値上がりしている銘柄と値下がりしている銘柄を同時に追いかけていると、頭が混乱して取引に集中できなくなるからです。

まずは1つの銘柄をしっかりと追って、実現益を確実に確保することです。

19.ボリンジャー・バンドを併用した分析

投資家の間でよく知られている「ボリンジャー・バンド」も、増田足の考え方と同じように移動平均線を応用したチャート分析方法です。ボリンジャー・バンドは、80年代にジョン・ボリンジャーという人が開発した分析方法で、その特徴は、移動平均値に対する株価の「散らばり」に注目したところにあります。

統計学この「散らばり」を表現する方法に、「標準偏差」というものがあります。ボリンジャー・バンドは、一定期間の株価が移動平均値からどれくらい散らばっているかを、この「標準偏差」で表したものです。

詳しいことは省きますが、移動平均線から見て「(標準偏差)×(±1)=(±1σ)」の範囲内には、株価の約3分の2(68.3%)が必ず含まれ、±2σの範囲には95.5%が含まれるとされます。その理論から、「+2σに近づいたら反落、-2σに近づいたら反発といった見方をするわけです。

増田足ソフトには、このボリンジャー・バンドが組み入れられています。増田足はボリンジャー・バンドととても相性がよく、実戦投資をより強力にサポートしてくれるはずですから、ぜひ試してみてください。

20.チャート分析を進化させるための努力

増田経済研究所には、多くの投資家の方々が訪れます。これまで、いろいろなチャート分析を試してみたけれどうまくいかない。株式投資で儲けられる「より良い分析方法」はないかと、探しに来られるのです。

このような方々は、すでにいろいろな手法を勉強されているので、豊富な知識を持っています。もちろん、私は自分が開発した増田足を自信を持ってお勧めするわけですが、それを基に、さらに自分なりの分析手法を確立しようという人もいます。

その人たちに、相場分析で苦しんでいた、かつての私の姿がダブって見えることもあります。私は、そのような人たちに対しても、何とかお手伝いができないかと、考えずにはいられません。

そこで、増田足やローソク足と同時に、ストキャスティクスやRSI、MACDなど、よく使われているオシレーター指標を見ることができるようにしたのです。

これら既存の指標と増田足を注意深く見比べることによって、新たな方法が生まれるかもしれません。増田足が、チャート分析を一段と進化させるツールとなれば、私にとってもこの上ないことです。

21.サポート機能を有効活用して売買する

増田経済研究所では、投資家の皆さんに増田足のチャートソフトを提供するだけでなく、投資上の悩みや疑問にもお答えするようにしています。

「この銘柄を買っていいものだろうか」などと迷ったとき、気軽に質問していただけるのが、「お尋ね箱」です。これは、パソコン画面の「お尋ね箱」ボタンをクリックするだけで、簡単に売買方針について質問できます。増田足のプロである当研究所のスタッフが対応し、できる限り早く、的確な回答をするようにしています。

また毎日、増田足を見ながら相場の概況や注目銘柄について解説する「お茶の間教室」、増田足の使い方をレクチャーする動画など、会員の皆さんにお答えする場を設けています。

これらのサポート機能を十分活用して、株式投資の成功率をさらに高めていただきたいと思います。

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