増田徳太郎の投資哲学

第3章 「売買サイン」と「先読みチャート」

1.精度の高い「売買サイン」をいかに提供するか

増田足チャートの一番の基本は、ピンクとブルーで示す「増田足」です。そこから影足や6色帯といったアイデアが生まれています。

増田足の基本をしっかり理解するだけで、相場への対応力は格段にアップすることでしょう。とはいっても、増田足が発するシグナルのすべてが的中するわけではありません。増田足にもダマシが出ます。これは、そのほかのあらゆるテクニカル指標と一緒です。

そこで、増田経済研究所では、増田足や6色帯などから導き出される解答に、私たちの相場ノウハウを加えて、より精度の高い買い場と売り場をお知らせしています。それが、「売買サイン」です。

私たちの研究所では、単に株式投資の情報とソフトを提供するだけで、あとはお客様まかせという考え方は採っていません。アフターケアが大事との信念から、株式相場や増田足チャートを熟知したスタッフの手を入れることで、より高い勝率を実現することを目指しています。

2.3日足が連続ピンクで「買いサイン」が出たケース

右図は、宮崎銀行(8393)の日足チャートです。チャート下部①のところに「買いサイン」、チャート上部②に「利食いサイン」が表示されています。この間の展開を見てみましょう。

「買いサイン」が点灯したのは、①の09年2月7日でした。それ以前の相場状況を見ると、25日足、75日足はなだらかながらもピンクの上昇基調を続け、3日足は25日足を縫うように走っています。

2月17日にサインが出たときは、3日足が2日連続してピンクに、しかもはっきりした大きさの足となったときです。1月につけた高値が上値抵抗となっていますが、25日足、75日足の基調の強さ、3日足の勢いがポイントとなりました。

「利食い売りサイン」が出たのは、②の3月30日です。3日足はピンクですが、影足を見ると、2本前までの影足をはらんだ形となっていました。

6色帯を見ても、緑のBパターンで天井圏にさしかかっており、3日足と25日足とのかい離も非常に大きく、手仕舞いを考えるべきところでした。

3.ゴールデンクロスで「買いサイン」が出たケース

東亞合成(4045)の「買いサイン」は、08年11月6日に出ました(右図①の部分)。この時点では25日足、75日足はまだ下げトレンドですが、11月6日の時点で3日足が25日足を上抜くゴールデンクロスとなっています。

短期的に見れば、買うのはゴールデンクロスよりも少し待って、25日足が陽転してからということになるのですが、影足を見るとこのあたりで、25日足の下げの勢いが弱まっていることが分かります。

3日足は25日足を抜いたあと、しばらく勢いがなくなりますが、その後25日足が陽転し、それに支えられて徐々に上昇ピッチを上げていきました。

年明け後の1月8日に、利食い売りサイン(右図②の部分)が点灯するわけですが、このとき3日足はブルーに変化しています。同時に、影足は高値での反転、つまり天井圏での調整を示唆しています。25日影足も、「はらみ」の形になっていました。

上昇相場のピーク打ちを証明する形での指示となり、「買いサイン」に続いて、「利食い売りサイン」も見事に的中しました。

4.「天底アナライザー」とは、どのような機能か

テクニカルチャートには、じつに様々なチャートがありますが、どれも売買サインやトレンド転換を読み取るには、相当程度の知識と経験が必要です。買うためには、どのような形になればトレンドが上向きに転換したかを判断しなければなりませんが、これは人によって解釈が異なります。

移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスくらいなら、迷うようなことはないかもしれません。しかし、現実問題として、多種多様のテクニカルチャートに習熟した投資家ならともかく、そうでない投資家では売買の判断に迷う場合が多いのではないかと思います。このため、相場のポイントをどう見るべきか、どのようなリスクがあるのかなどをコーチしてくれる存在があれば非常に心強いでしょう。

増田足チャートには、そのようなコーチ役を果たす機能が備わっています。それが、「天底アナライザー」というものです。天底アナライザーは、分かりやすい言葉で売買タイミングや今後の株価動向を明示してくれる機能です。

5.1分足にも対応する「天底アナライザー」

天底アナライザーは分かりやすい言葉で、その時々のすべての相場状況に応じて的確なコメントを出してくれます。

例えば、09年4月7日における天底アナライザーは、日経平均株価について、 「増田影足がはらみましたので上値が重くなりました。現在、上値の関門値は8843円、下値の関門値は8767円です」と状況を教えています。

また、ローソク足は「寄引同時線」で、そのコメントは、「『毛抜き底』転換を示すが、翌日の足型で上げかどうかが決まる」とし、「3日影足も『弱い。下げ』と教えています。

天底アナライザーのアドバイスは、すべての短期足に対応しています。増田足チャート上でカーソルを動かすだけで、その時々のアナライザーが次々に表示されます。

さらに、日足、週足、月足はもちろん、分足も1分足から30分足まで対応しています。1分ごとに刻々と変わる相場状況について、初心者でも分かる言葉で、しかもリアルタイムで教えてくれる機能は、増田足チャートだけだと思います。

6.伸び悩みをアドバイスしてくれたケース

右図は、あさひ(3333)の日足チャートです。天底アナライザーが、節目節目でどのようなアドバイスをしたのかを検証してみましょう。

まず、①のポイントは結果的に天井となったところです。天底アナライザーは、「増田影足がはらんで上値が重く、目先天井の可能性」を知らせています。

②は、最初の調整から反発したところです。ここからさらに、上値が期待できるものかどうかを迷うところですが、3日足と25日足がクロスした②のポイントでは、「はらみ調整で、今後ブルーの足が続く」と、伸び悩みを示唆しています。

天底アナライザーのアドバイスどおり、そこから長い下げトレンドとなりました。①の近辺で売り逃しても、②付近の天底アナライザーを見ていれば、利食いができた可能性が高いでしょう。

③はブルーの足ですが、天底アナライザーは、「影足がはらんで、目先底の可能性」を教えています。カラ売りをしていた人がこのコメントをチェックしていれば、そろそろ手仕舞いを考えることができたはずです。

7.高値警戒を発令後、下降に転じたケース

右図は、ヨロズ(7294)の週足チャートです。3週足が、①のポイントに向けて高値を再更新する勢いで上昇し、13週足もピンクで鋭く切り上げていました。

買いポジションを継続していいかどうかの分かれ道ですが、①のピンクの足で出た天底アナライザーは、「高値圏なので買い方注意。増田足がはらんで目先天井の公算」と教えてくれました。

同時にローソク足も、「下影陰線、カラカサ」と上昇転換の形であることも示しています。明らかに、買い方の警戒感を促す内容です。

結果的に、そのとおりとなりました。反落した後、しばらくは下値抵抗を見せましたが、やがて本格的な下げ転換の局面が訪れます。

②は自律反発途上におけるピンクの3週足でした。しかし、天底アナライザーによると、「増田足がはらみ上値が重く、13週足をデッドクロスした」ことがはっきり伝えられています。「はらみ」と「デッドクロス」という2つの要因が重なり、買い方に強い警戒信号を発しています。ご覧のとおり、その後は大幅な急落局面となりました。

8.分足で手仕舞い売りのコメントが出たケース

天底アナライザーを見て、いちばん驚かれるのは分足のケースでしょう。「分足ごとに逐一コメントを出せるのか」と疑問に思われるのかもしれませんが、実際にご覧になっていただければ、本当だということが分かっていただけるはずです。

右図はタチエス(7239)の09年4月6日の分足(5分足)チャートです。この日は、寄り付きから上昇しました。①は、9時55分時点の3本足です。ピンクの足が続いていますが、天底アナライザーは、「高値圏。買い方注意。増田足がはらみ、目先天井の可能性」と教えています。

このアドバイスを素直に聞いて、次の5分の間に利食えていれば、その後の反落局面を回避できたことでしょう。

後場も、終盤に入るところで再び手仕舞いすべきポイントがありました。高値圏でもち合ったところで、比較的大きなブルーの足が出ました(②の部分)。このとき、天底アナライザーは、「下降転換の可能性」を示しています。結局、この日最後の売り場となりました。

9.「6色分布図」とは、何を分析するものなのか

株式投資を行なう人の多くは、日経平均株価やTOPIXなどの指標を気にするはずです。市場全体のすう勢を知るうえで、これらの指標は欠かせない存在ですし、個別銘柄に大きな影響を与えるからです。

それだけではありません。日経平均株価やTOPIXをベースにした先物を売買する投資家も急速に増えています。個別銘柄の株価も重要ですが、日経平均株価、TOPIXの動向を知ることが投資収益に直接反映される時代になっています。

しかし、ここで少々勘違いが生じています。日経平均株価のチャートを見て、「ここを抜けたら上昇波動に入るので、今が買いだ」とか、「もみ合いを下放れたので売り」といったように、指数を個別銘柄に見立ててチャート分析をしてしまうのです。

日経平均株価は225種採用銘柄を単純平均して除数で割った数値、TOPIXも東証1部全銘柄の時価総額を指数化したもので、個別銘柄とは分析方法が異なるのです。そこで、指数のこうした性質を取り入れて考案したのが、「6色分布図」という方法です。

10.ITバブル崩壊を予言した「6色分布図」

個別銘柄のトレンドが、今どの段階にあるかをひと目で分かるようにしたものが「6色帯」という機能で、第2章で解説しました。6色分布図は、日経平均株価とTOPIXを分析するために、その6色帯の機能を応用したものです。

指数を構成する銘柄1つひとつが、6色帯のどのパターンにあるかを調べて、それを分かりやすく図にしたものが6色分布図です。右ページの画面に見られるように、常に増田足チャートの右側のウィンドウに表示されています。

例えば、日経平均株価採用銘柄で、現在、灰色のEパターンにあるものが何%、緑色のBパターンにあるものが何%を〆ているかを知ることで、相場の厚みが分かります。

99年の年初からITバブルが始まり、それに連れて日経平均株価も1万3000円台から00年4月の2万円乗せまで急騰しました。しかし、99年の早い段階から、6色分布図による分析では、日経平均株価を引っ張っているのは指数への影響度が大きい一部のハイテク銘柄のみで、そのほかは上昇トレンドにないことが分かっていました。

いびつな上昇だったITバブルがまもなく弾けたことは、皆さんご承知のとおりです。

11.「6色分布図」が示す内容の薄い上げと意味のある下げ

08年9月15日には、いわゆる「リーマン・ショック」が起きました。これ以後の日経平均株価の動きを、6色分布図を使って分析してみましょう。

11月になって急反落後の反発が見られますが、このときの6色分布図(右図①)を見てください。ほとんど白色で、緑色はほんの少ししかありません。ITバブルの時と同じように、わずかな銘柄が日経平均株価を押し上げた、「内容の薄い上げ」ということが分かります。その分析どおり、すぐに伸び悩んでしまいました。

12月から翌1月にかけての上昇(②)も、①よりはEパターンの黒色が少なく、黄色や緑色などが増えましたが、まだ白色と黒色で6割以上を占め、下降トレンドの銘柄のほうが多かったのです。実際の相場も、オバマ新政権への期待がはげて、2月には再び下値模索となりました。

しかし、日経平均株価が3月上旬まで低迷したなかで、徐々に緑色や青色が増えていったのが分かるでしょうか(③)。日経平均株価の低迷と反対に、底打ちしてきた銘柄が増えていたのです。これが、その後の指数上昇に大きく関わっているといえるでしょう。

12.TOPIXと日経平均株価の違いを分析する

前項と同時期のTOPIXを、6色分布図で見てみましょう。右図①のところは、前項・日経平均株価の①とほぼ同じ状態といっていいでしょう。白色と黒色部分で90%を超えています。これは、225銘柄を1700銘柄に拡大しても、状況は変わらなかったということです。

しかし、②のところ(前項では③)は、若干違いが出ています。黒色の割合は日経平均株価の場合よりも小さく、その分、緑色や赤色といった相場が強い状況を示す色が増えています。東証1部全体に広げると、日経平均採用銘柄よりも強い銘柄が多く見られたということです。

その後、年度末にかけ、TOPIXが800ポイントに乗せていく過程で、緑色と黄色が半分以上を占める構成に変化していきました(③)。

日経平均株価とTOPIXの6色分布は微妙な違いですが、日経平均非採用の東証1部銘柄を見るときなどは、日経平均株価とTOPIXに違いが出ていることを認識できていれば、自信を持って臨むことができるでしょう。もちろん、先物取引にも役立つはずです。

13.「業種別6色分布図」で相場の全体像をつかむ

6色分布図は、日経平均株価やTOPIXといった指数を分析するための機能ですが、「業種別6色分布図」という機能もあります。これは、市場をリードしている業種を見つけるためのものです。

業種別6色分布図は、東証1部の業種別指数を「6色分布」で分析したもので、右図のように各業種の6色分布図を1つの画面で見ることができます。

例えば、「現在の上昇相場はどの業種が先導しているのか」、「出遅れているのはどの業種か」などがひと目で理解できます。

右に掲げた業種別6色分布図は、全般的に緑色(Bパターン)や黄色(Aパターン)が目立つ強い波動にあります。しかし、電気・ガスや倉庫あたりは黒色(Eパターン)のゾーンが目立ち、内需関連の一角に出遅れ感があると判断できます。

さらに、画面の右下部分をクリックして業種や指標を選ぶと、各業種の構成銘柄はそれぞれ6色分布図のどのパターンにあるかが表示されます(下段の左側)。業種別6色分布図を活用すれば、指数や業種の状況と主要銘柄の分析が一度にできるわけです。

14.将来の動きを表示する「先読みチャート」

これから皆さんにご紹介したいのは、増田足チャートの大きな進化です。第1章で、「チャートは左側だけでなく、右側を見なければいけない」と述べましたが、実際には「右側=将来の動き」を意識しながらチャートを見るということは、非常に難しいことだと思います。

すぐに「欲」と「恐怖」が理性を惑わして、普通に分析すれば起こらないような動きを勝手に想定してしまうからです。「これを回避するためには、チャート分析の結果を実際に表示するのが一番いい」。そう考えて開発したのが、「先読みチャート」という機能です。

ズバリ、将来予測される動きを、そのままチャート上に表現できるようにしました。それも明日とか来週の足だけでなく、その後の数本まで示すことによって「感情に左右されない理想的な相場戦略を練ることができます。

右画面の増田足チャートの右端部分、黒色におおわれているところが「先読みチャート」です。次項以降で、その魅力について詳しく解説していきましょう。

15.相場分析の悩みから少しでも解放されたい

先読みチャートは、現在までの状況を総合的に判断して、近未来の相場の強さや弱さ、トレンド転換のポイントを先取りすることができる機能です。日足は7本、分足は5本、週足は3本の足が表示されます。相場戦略を立てる上で、これは非常に大きなことです。

たとえば、「相場に勢いがあるので明日も続伸すると思うけれど、それがいつまで続くのか。大きなポジションをとっても大丈夫か」などと戦略上の迷いがある場合、数本先までの先読みチャートを見ることで、納得のいく計画を立てることができるでしょう。

明日も勢いが続きそうな状態ですが、その少し先にはトレンドの抵抗(下降する短期足や中期足など)が待ち構えているというような複雑なケースでも、先読みチャートを見ることで、少し先にあるチャート上のリスクをしっかり認識することができます。

先読みチャートは、将来の相場を100%当てる予言の道具ではありません。しかし、相場の先行きを読む指針になるものを明確に表示することによって、相場分析上の悩みを解決することができるでしょう。

16.ピンクの足が連続することを示したケース

先読みチャートは、将来の相場を100%予言するものではないと申しましたが、投資の指針としても役に立たなければ意味がありません。先読みチャートの実力がどれほどのものか、それを見てみましょう。

右図のチャートは、TOA(6809)の08年後半相場における増田足チャート(日足)です。上部チャートの右端、黒色の部分(未来の窓)が先読みチャートです。その直前に買いサインマークが点灯していることに注意してください。

先読みチャートでは、3日足が25日足を上抜いたあと、上昇してピンクの足が続くことを予想しています。実際はどうだったでしょうか。

下のチャートの赤い枠が、実際の結果です。先読みチャートが予想したとおり、上昇を示すピンクの3日足が5本続きました。

予想よりも急激な上昇となりましたが、先読みチャートの示す指針に従っていれば、買いでかなりの利益を出せたことでしょう。少なくとも、カラ売りを仕掛けて大きな損失をこうむるような羽目にはならなかったはずです。

17.「先読みチャート」を使ってリスクを軽減する

次に、関東電化工業(4047)の08年終盤から09年年初にかけての相場を、増田足チャートで見てみましょう。

上図の先読みチャートは、翌日からブルーの足が3本続いたあと、25日足を支えに残り2本は反発するとの見立てでした。実際の相場(下図の赤枠部分)も、翌日からブルーの足が続きました。しかし、2本目のブルーの足が想定以上に大きく、それが25日足の上昇力を圧迫するような形となって、予想したような最後の2本でしっかり反発するという結果にはなりませんでした。

先読みチャートの形状も、相場の推移によって刻々と変化していきます。前に出た先読みチャートに、いつまでもこだわってはいけません。その時々のポイントで先読みチャートをよくチェックし、相場の流れをしっかり認識することが重要です。

とくに、短期足、中期足、長期足が接近していて、トレンド転換の兆しが現れているような微妙な状況では、その先に予測されるリスクは、先読みチャートを頻繁にチェックすることによって、いち早く察知することができるでしょう。

18.先々のゴールデンクロスを予測したケース

週足の先読みチャートは、3本先まで足が表示されます。おおむね15営業日先まで予測できるわけですから、当面の相場戦略にとっては十分といえるでしょう。

右図はGMOペイメントゲートウェイ(3769)の週足チャートです。画面上の先読みチャートは、09年1月第3週から3本先の予測です。

08年末から勢いづいていた波動ですが、先読みチャートは大胆にも、3週足が26週足を上抜くゴールデンクロスまで予測しています。果たして、その結果はどうだったでしょうか。下のチャートを見てください。見事に急騰して、ゴールデンクロスを達成しています。先読みチャートの予測どおりに、ピンクの足も3本連続しました。

違いといえば、中期足の13週足が先読みチャートの予想よりも、やや弱くなっていることです。その先は、少し慎重に構えたほうがいいというシグナルと解釈することができるでしょう。

実際の相場も、ここが天井になって一段の調整となっています。ここでは示していませんが、さらに先の先読みチャートをよく見ていくと、下げ続けて13週足を下抜いていくところをしっかり察知していました。

19.デッドクロス達成から一段安を予測したケース

もうひとつ、実例を見てみましょう。今度は下げ局面です。中国塗料(4617)は、07年7月まで長期の上昇波動を描いたあと高値調整し、自律反発しました。

右ページのチャートで見られるように、反発後伸び悩んでいあすが、13週足に接近した3週足が再び上昇するのか、デッドクロスして下げるのか分かれ目のところでした。

上の先読みチャートは、デッドクロスしたあと、下げ基調になることを予測しています。

ただ問題は、13週足がピンクのままで、しかもまだ上昇を続けていることです。このため素直には信頼しがたいことでしたが、実際の相場は、ほぼ先読みチャートの予想どおりの展開となりました。

下の実際のチャートで見られるとおり、あっさりデッドクロスを達成すると一段安となり、さらなる下降トレンドをたどっていったことが分かると思います。下降トレンドへの転換から下げが加速したという、重要な局面をしっかりと予測したことになります。

20.分足の「先読みチャート」をデイトレに活用する

先読みチャートが最も威力を発揮するのは、分足のケースかもしれません。デイトレ(1日の間に売買を終了させる取引)では、3分足や5分足などを見ながら取引をすることが多いと思いますが、15分後とか25分後の展開をイメージできたら、どんなに楽でしょうか。

デイトレでは、買うか売るかの判断を瞬時に下さなければなりません。そのような局面では、いろいろな判断材料をゆっくり検証していたのでは、売買タイミングが遅れてしまいます。その結果、収益チャンスを逃し、逆に損失をこうむるリスクを高めてしまいます。

分足の場合、先読みチャートを画面右の小さいウィンドウで同時に見ることができますから、増田足とローソク足を同時に見ながら、刻々と変化する次の展開予想をチェックすることができます。

右の図は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の5分足チャートです。3本足が25本足をデッドクロスしましたが、下に拡大して示した先読みチャートでは、次の足はピンクに変化して下げ渋ることを予測しています。

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